家にいるネズミの種類まとめ。特徴や見分け方、予防方法まで紹介します

家にいるネズミの特徴

「ネズミを見つけたけど、何の種類かわからない…」

と思っている方に向けて記事を書きました。

家に出るネズミは主に3種類で、それぞれ色や大きさ、生息場所などが違います。

そしてネズミ対策にはそのネズミの生態から考えた対策が欠かせません。すなわち、ネズミの種類を特定することが、ネズミ駆除への第一歩なのです。

とはいえ、いきなりネズミを見分けるのは難しいですよね。

そこで、この記事では

  • 【すぐわかる】ネズミの種類一覧
  • ネズミとは?そもそもの特徴や行動を紹介
  • ハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの特徴
  • ネズミの見分け方3つ
  • ネズミ被害を予防する方法3つ

の順に、家にいるネズミの種類をまとめました。

すばしっこくて特定しにくいネズミも、一発でわかるように一覧表を作りましたので「今すぐネズミを特定して駆除したい!」と思っている方もぜひご一読ください!

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【すぐわかる】ネズミの種類一覧

特徴/種類ハツカネズミクマネズミドブネズミ
毛色灰褐色茶褐色・黒色褐色・黒色
大きさ(しっぽの長さ)6~9cm(5〜10cm)15〜20cm(15〜20cm)20〜25cm(16〜21cm)
体重10〜20g100〜200g200〜450g
生息場所畑やその周りなどの屋外天井裏、壁の内側などの屋内屋外(水辺が好き)、床下
食べ物雑食(雑穀、野菜類を好む)雑食(雑穀を好む)雑食(肉・魚を好む)
性格おだやか、好奇心が強い警戒心が強い、頭がよいどう猛
フンのサイズ・形状5mm
平べったい、尖っている
7mm
細長い、散らばっている
10mm
丸い、形がそろっている
寿命1〜2年1〜2年2〜3年
年間の産子数30〜70匹20〜50匹40〜55匹
見分け方周りに畑などの自然環境がある天井や屋根裏にいる、壁や配管を登る床下にいる、家から川や下水が近い

ネズミとは?そもそもの特徴や行動を紹介

ここではネズミの特徴や行動について紹介します。まとめると以下の通り。

習性ものをかじる
壁に沿って走る
営巣場所雨風がしのげる場所
エサがある場所
外敵が入れない場所
繁殖力1年じゅう、ものすごい速さで増える
学習能力高い(仲間がかかったワナは避けるなど)
鳴き声キーキーと高い声

要するにネズミとは「家に入るのが好きで、1年じゅう数が増えて、学習しつつモノをかじる生き物」なのです。

なのでネズミ対策は一気に数をゼロにして、侵入口をふさいでしまうことが欠かせません。

ハツカネズミの特徴

ハツカネズミは他の家ネズミよりも体が小さく、警戒心が薄めなのが特徴です。しかし年間で6〜10回ほど出産できるので、気づいたときにはものすごい数になっていることも。

また「粘着シートをしかけて幼体がかかったと思って調べたらハツカネズミだった…」ということがありがちです。我が家ではありました。

科学実験で使われる「マウス」は、ハツカネズミの系統です。

クマネズミの特徴

クマネズミは特に家での被害が多い、やっかいなネズミです。

なぜならクマネズミは警戒心が強く、運動能力が高いためワナにかかりにくく、そのうえ繁殖力は高いから。

さらには毒エサが効かない、いわゆる「スーパーラット」となるのも、このクマネズミです。

ドブネズミの特徴

ドブネズミは家にいるネズミで最も大きくて凶暴なのが特徴です。

人を怖がらず向かってくることもあるので、見つけてもむやみに近寄らないのがおすすめ。

科学実験で使われる「ラット」は、ドブネズミの系統です。

ネズミの見分け方3つ

ここからはネズミの具体的な見分け方のポイントを3つ紹介します。

  1. ネズミがひそんでいる場所はどこか
  2. ネズミのサイズや形、色はどうか
  3. ネズミのフンはどんな大きさや色か

1. ネズミがひそんでいる場所はどこか

ネズミを見つけたり、動く音を聞いたりした場合は、そこがどんな場所かを考えるのが重要です。

以下のように、ネズミによって好む場所は異なります。

  • ハツカネズミ:自然が近く、穀物が置いてある場所を好む
  • クマネズミ:天井裏など、高さがあり温かい場所を好む
  • ドブネズミ:床下など、ジメジメした場所を好む

なので、まずはネズミの生息地から種類を割り出してみてください。

2. ネズミのサイズや形、色はどうか

ネズミの姿を見ている場合は、サイズや形、色を思い出して種類を特定します。

  • ハツカネズミ:6〜9cm、鶏の卵ほどの大きさで、しっぽは体と同じくらい
  • クマネズミ:15〜20cm、ナスほどの大きさで、しっぽは体と同じくらい
  • ドブネズミ:20〜25cm、大きめのさつまいもくらいで、しっぽは体と同じくらい

「気が動転してネズミの姿なんて覚えてない…」ということもあるので、もし思い出せたら試してみてください。

3. ネズミのフンはどんな大きさや色か

ネズミは通り道や侵入口にフンをする生き物です。いわゆるラットサインと呼ばれるもので、これが駆除の手がかりになります。

ネズミを見分ける大きなヒントなので、掃除してしまう前に大きさや色をチェックしてみてください。

  • ハツカネズミ:5mm。平べったい、尖っている
  • クマネズミ:7mm。細長い、散らばっている
  • ドブネズミ:10mm。丸い、形がそろっている

ネズミ被害を予防する方法3つ

ここからはネズミ被害を予防する方法について、以下の順に紹介します。

  1. エサを与えない
  2. 巣を作らせない
  3. 建物に入らせない

1. エサを与えない

ネズミを家に入れないためには、まずエサを与えないことが重要です。

「ネズミにエサなんてあげてないよ!」と思うかもしれませんが、

  • お米やお菓子を袋のまま置いている
  • 生ゴミを外に置きっぱなしにしている
  • 農作物をダンボールに入れたままにしている

など、知らぬ間にネズミをおびき寄せていることも。

ネズミが出やすい家の特徴について詳しくは「ネズミが出る家の特徴3つ。危険性や追い出し方法も解説します」をご覧ください。

ネズミは食料がない場所には寄りつきません。なので、食品は匂いの漏れにくい密閉容器に入れるなどの対策が、ネズミ予防の第一歩なのです。

2. 巣を作らせない

ネズミの寝床を作らせないことも、ネズミ予防の1つです。

最も簡単なのは、部屋の整理整とんをすること。ネズミは「いつもと同じ環境」を好むので、マメに整理されている場所は落ち着かないのです。

また具体的には以下のようなものは、巣の材料になるので、散らかさないようにしてください。

  • 家の中:ティッシュペーパーや新聞、ビニール袋
  • 壁の中、天井裏:断熱材

ネズミが「ここは落ち着かないし、巣材もないし、住めないな…」と思うような環境を作っていきましょう。

3. 建物に入らせない

ネズミの出入り口をなくすことも、重要な対策の1つです。

外壁のスキマなどを確認するのはもちろん、家の周りにネズミが隠れられる場所をなくすのも大切。

例えば外壁の周りの植木鉢や雑草など、ネズミが家に侵入する前に隠れられそうなものは取り除きましょう。

ネズミは隠れ場がない家には「ここは安全じゃないな…」と思って入りません。スキマをふさぎ、隠れ場をなくすことを意識してみてください。

ネズミの侵入経路とそのふさぎ方は「ネズミの侵入経路まとめ。ルート別の対策、ラットサインの見分け方まで紹介」でまとめています。

ネズミの特徴をつかんで、効果のある駆除をしよう!

ここまで、家に出るネズミの特徴やその対策を紹介しました。

主にハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種が家に出やすいですが、どのネズミも

  1. エサを与えない
  2. 巣を作らせない
  3. 建物に入らせない

の3点を守れば、家に入ってくることは少ないです。

そのうえで「うちにいるのはドブネズミだから、基礎コンクリートにスキマがないか見てみよう」など、種類に応じた対策ができればバッチリ。

まずは家にいるネズミがどのネズミなのか、フンなどをチェックして確かめることからはじめてみてください。