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ネズミはどこから入る?侵入経路がわからないときの探し方、種類別の対策まで紹介
「家にネズミがいるけど、どこから入ってきてるのかわからない…」
「もうネズミを家に入れたくない!どうやって対策したらいいんだろう…」
と思っている方。
ネズミは種類によって侵入できる経路が異なります。
ゆえに、ネズミの種類で点検する場所をしぼり込んでから、侵入口をふさぐなどの対策をしていく流れが重要です。
とはいえ、具体的にどこからネズミが入ってくるのかはわかりにくいですよね。
そこで、この記事では以下の順に、ネズミの侵入経路とルート別の対策についてまとめました。
- ネズミはどこから入る?主な侵入口まとめ
- ネズミの通り道にある「ラットサイン(足跡)」の見分け方
- 侵入経路ごとのネズミ侵入防止対策
- もしネズミを見つけたら?家からネズミを追い出す方法
- ネズミが出ない家にするには?
「ネズミの入れるスキマなんて小さくてわからないかも…」と思うかもしれませんが、種類ごとの特徴をおさえれば、点検すべきポイントはある程度しぼれます。
まずは主な侵入口を大まかにつかむところから始めましょう。
ネズミはどこから入る?主な侵入口まとめ

ネズミの侵入口を、主な家ネズミの種類ごとにまとめました。
| 侵入口/種類 | ハツカネズミ | クマネズミ | ドブネズミ |
|---|---|---|---|
| ブレーカー | 高い | とても高い | ほぼない |
| エアコン | とても高い | とても高い | ほぼない |
| 換気扇、通気口 | とても高い | とても高い | ほぼない |
| 屋根、壁のスキマ | とても高い | とても高い | ほぼない |
| 床下 | 低い | ほぼない | とても高い |
| 排水口、下水 | 低い | ほぼない | とても高い |
| 雨どい | 高い | とても高い | ほぼない |
屋内の侵入経路
まずは屋内の侵入経路を以下の順に紹介します。
- ブレーカーまわり
- エアコン(配管・ダクト)
- 換気扇・通気口
- 屋根・壁のすき間
ブレーカーまわり
ブレーカーのすき間は、クマネズミとハツカネズミが特に入りやすいポイントです。
壁の裏や天井裏に通じる電線のすき間を通って侵入します。
クマネズミはタテ方向の立体的な動きが得意で、わずか1.5cmのすき間でも入れるため要注意です。
一方、ドブネズミはほとんど侵入しません。
エアコン(配管・ダクト)
エアコンのホースが通る壁の穴や室外機まわりは、クマネズミとハツカネズミの大好物ルートです。
断熱材やパテが劣化してすき間が空くと、そこから室内へ侵入します。
ドブネズミは高所にのぼるのが苦手なので、この経路はほぼ使いません。
換気扇・通気口
換気扇や通気口のカバーが壊れていると、小型のネズミが容易に通過できます。
ハツカネズミとクマネズミはこのルートをよく利用します。
フィルターや金網がなければ、外壁の穴からそのまま侵入してしまうケースもあります。
ドブネズミは基本的にこのルートは使いません。
屋根・壁のすき間
屋根裏への侵入経路としてもっとも多いのがここです。
クマネズミが圧倒的に多く、ハツカネズミも次いで多いです。
屋根瓦の重なりや外壁のひび、換気口のすき間などから入り込み、天井裏で子どもを産んで巣を作ります。
ドブネズミは屋根に上がれないためほぼ侵入しません。
屋外の侵入経路
次に屋外の侵入経路を以下の順に紹介します。
- 床下
- 排水口・下水
- 雨どい
床下
ドブネズミのメインルートです。
湿気のある場所や水回りを好むため、基礎の換気口や通気穴などから床下へ侵入します。
ハツカネズミもまれに入ることがありますが、クマネズミはほとんど利用しません。
排水口・下水
こちらもドブネズミ専用ルートといってよいほどです。
下水管の中を自由に移動し、マンホールや排水トラップの破損箇所から室内に上がってくることもあります。
クマネズミやハツカネズミはこのルートを使うことはほぼありません。
雨どい
クマネズミやハツカネズミは雨どいをのぼって屋根裏に侵入することがあります。
クマネズミは垂直の壁やパイプを登るのが得意です。
一方、ドブネズミは高所が苦手なので、このルートは使いません。
侵入経路はネズミの種類で違う

要するに、ネズミの侵入口は種類ごとに以下の特徴があります。
- ハツカネズミ:体が小さく、わりとどこからでも入れる
- クマネズミ:登るのが得意で、高いところが好き
- ドブネズミ:地面に近い、ジメジメした場所を好む
そのため、まずネズミがいる場所によって種類を見極めてから、具体的な対策をしていく必要があるのです。
あくまで傾向ですが、一軒家は地面に近い床下や外壁の隙間などからドブネズミやハツカネズミが、マンションは排水管や電線をつたってベランダからクマネズミが侵入しがち。
そのため、一軒家であれば地面に近いところを、マンションであればベランダを中心にラットサイン(ネズミが通るとできる黒い跡)がないか探してみることをおすすめします。
さらに詳しいネズミの見分け方は「家にいるネズミの種類まとめ。特徴や見分け方、予防方法まで紹介します」でまとめているので、ぜひお読みください。
侵入経路ごとのネズミ対策

ここからは侵入経路ごとに、ネズミを家に入れないための対策を紹介します。
- 排水管など:金属タワシをつめこむ
- 通気口など:金網を貼りつける
- ひび割れ、隙間など:パテで埋める
排水管など:金属タワシをつめこむ
エアコンの排水管など、筒状の侵入口には金属タワシがおすすめです。
具体的には、入りそうなぶんだけちぎって詰め込みます。
雨樋(あまどい)などゴミが詰まりやすい場所に金属タワシを詰める場合は、流れが悪くなっていないか定期的な点検を欠かさないようにしましょう。
通気口など:金網を貼りつける
基礎コンクリートの通気口など、平面の侵入口には金網を貼り付けるのがおすすめ。
ホームセンターで大きな金網を買ってきて、ニッパーで適当な大きさに切り、コンクリート用のボンドやコーキング材で固定します。
しっかり固定できるように、ネズミのフンやホコリは事前にキレイにしておくことが重要です。
ひび割れ、隙間など:パテで埋める
ひび割れやちょっとした隙間などは、パテで埋めてしまうのがベター。
コンクリートなのか、木なのかなど、埋める対象によって使うものを変えると、補修したところが長持ちします。
侵入口かどうかわからないときは、ひとまずガムテープで穴をふさいでおきましょう。後日、ガムテープがはがれたり穴があいたりしているのを確認したら、しっかりと穴をふさぐようにすれば無駄なく対策できます。
もしネズミを見つけたら?家からネズミを追い出す方法

ネズミは人間などの外敵に見つかると、侵入口に向かって逃げます。なので、できれば追いかけてみましょう。
しかし、ネズミは本能で「敵に見つかる→いったん隠れる」と行動するため、あまり深追いしすぎないのがポイント。逃げた方向を覚えておくだけでもじゅうぶんです。
ネズミが逃げた方向でラットサインが見つかれば、それをたどって侵入口を特定して、穴をふさぐ…のように順番に対策してみてください。
さらに詳しいネズミ対策については「ネズミ撃退法まとめ。自力でネズミ駆除する方法を5ステップで解説」でまとめています。
ネズミの通り道にある「ラットサイン(足跡)」の見分け方

ネズミ駆除に欠かせないのが「ラットサイン」を見つけることです。
ネズミは自分の通り道が決まっていて、何度も同じところを通ることで体についたホコリや油などの汚れがつき、黒い線のような跡ができます。
このラットサインを見分けることで、ネズミの侵入経路を割り出すことが可能です。
具体的には以下ようなものを探してみてください。
- 壁ぎわにある線状の黒い汚れ
- 家具やコード類などのかじり跡
- フン
ネズミが出ない家にするには?

ネズミが出ない家にするには「ネズミの居心地が悪い家づくり」が重要です。
具体的には「①侵入口②エサ③隠れる場所」をなくしましょう。ネズミは警戒心が強いので、ちょっとモノを整理したり部屋を掃除したりするだけでも効果が見込めますよ。
逆に言えば侵入口やエサがあって物陰が多い家はネズミにとって居心地がよい家なので、少しずつ対策していくことをおすすめします。
さらに詳しい方法は「ネズミが出る家の特徴3つ」をご一読ください。
侵入経路をふさいで、2度と入れないように対策を!
ここまでネズミの侵入経路について見つけ方と対策を紹介しました。
おさらいすると、侵入経路を見つけてから対策するまでの流れは以下のとおりです。
- ネズミがいそうな場所、見かけた場所の近くでラットサインを探す
- ラットサインをたどって、侵入口を特定する
- 侵入口の形に合わせた方法で穴をふさぐ
侵入経路をふさぐことができれば、ネズミは家に入ってこれません。
ネズミ被害から家族を守るためにも、まずは侵入口の特定からはじめてみてください。
もし侵入口がわからずにネズミ被害が続くようであれば、ネズミ駆除業者に依頼するのがおすすめです。
調査だけであれば費用はかからないので、まずは被害が広がっているのか無料で調べてもらうだけでも気が楽になりますよ。
詳しくは「ネズミ駆除業者おすすめランキングTOP10!失敗しない選び方、費用や口コミまで徹底比較」をご一読ください。
再発保証が長く、信頼できる業者を紹介しているので「2度とネズミを見たくない!」と思っている方はチェックしてみてくださいね。